東京共同貿易株式会社
取締役営業統括部長 小熊 辰剛様
食品やレストラン用品および小売向け商品の輸出業、家庭雑貨の輸入および卸売業を展開。
テレビドラマのような「接待」のイメージとは全く違います。仲のいい友達同士が、美味しいご飯を食べて、仕事以外の恋愛や趣味などプライベートな話をして、お互いのことを深く知って、阿吽の呼吸によりビジネスがよりスムーズに行く感じです。弊社では普段はITをつかってのソフトタッチ コミュニケーションにより効率化を徹底しておりますが、その分空いた時間を使って、人間味あふれるハードタッチのFACE TO FACE のお付き合いをしております。「バックヤードはデジタルに。フロントヤードはアナログで。」をモットーにしています。
食事会を通じて、ビジネスライクな付き合いだけで「ハイさよなら」ではなく、一生涯お付き合いできる「親友」も作れる環境を整えています。 起きている時間の殆どを仕事に費やす、せっかくの社会人生が「取引」オンリーでは、もったいないと考えています。
そんなポリシーの中での「食事会」をお客様や仕入先と行うことがあります。強制ではありませんが、むしろみんなそれを楽しみにしているぐらい有意義な時間となります。 会社の経費で、普段食べられない美味しいものが食べられるし、人生を豊かにしてくれる人脈も作れるので、実は給料外の「見えない報酬」となっています。
土日に登山やゴルフ、家族ぐるみで釣りなどを実施する営業マンもいます。退職後もずっとお付き合いしていることもありますし、実際、結婚にまで至った人もいますよ。ビジネスにおいては、一見必要と思われない些細な事が、大きな意味を持つことがあります。特に2014-2015年のアメリカ西海岸の港湾において大規模なストライキが起きた時も、スペースが全く取れない状況になりましたが、普段の食事会の効果が出て、多くの船会社からスペースを特別にご用意していただくことができました。
― ベンチャー企業は夢や目標が外に開かれている!
大企業ではトップに近い地位で無い限り、自分の意思でビジネスを展開できないし、成果を手に 入れることもできません。そのため大企業の社員の当面の目標は、給与の増加や出世といった組 織内部で実現するものとなります。しかし、ベンチャー企業は社員数も少ないので、多くの社員 がトップに近い地位にいることとなります。そのため、自分の意思でビジネス展開し、その成果 を手に入れることができるのです。ベンチャー企業は夢や目標が組織の外に開かれているのです。
― ベンチャー企業は自分の裁量で仕事ができる!
大企業は、業務が多岐にわたり、ローテーションで移動するため、希望した仕事につける保証はありません。さらに、仕事は細分化されており、慣習や制度による制約が多いです。しかし、ベンチャー企業は、業務内容も小さいので、自分でしたい仕事を希望することができます。また、平均社員年齢が若いため、早い時期に重要な仕事を任され、自分の裁量で仕事をすることができます。ベンチャー企業は社内の制度やルールが少ないのも特徴です。制度やルールが少ないため、それに縛られずに、自分の裁量で仕事をすることができます。
― ベンチャー企業は個人のウェイトが大きい!
大企業は、業務の分業化・細分化が進んでおり、個人はその中の一部のごく狭い範囲の仕事に携わるのが一般的です。一つの事業に携わる人数も多く、組織として動くため、個人よりも組織が優先されます。個人は組織の一部ということである。しかし、ベンチャー企業では、個人が携わる仕事の範囲が広く、個人のウェイトが大きいです。これは、業務の分業化・細分が進んでおらず、社員も少ないため、一つの事業に関わる人数が少ないからです。だからといって、大企業に比べて仕事が小さいというわけではありません。このような環境では、自ら市場や顧客を相手にし、個人の判断で仕事をする機会が多くなります。さらに、ベンチャー企業は社員数が少なく、トップと他の社員の役割は明確に分離されていません。つまり、通常の社員も、トップが行っていた、新しい価値を作り出す仕事・事業の立ち上げをすることになります。大企業のように、既存の知識を使って問題を処理する仕事ではないのです。
― ベンチャー企業も大企業も失業のリスクは同じ!
ベンチャー企業は寿命が短いです。さらに、業績変動が大きく、大企業に比べて安定とはいえません。しかし、会社の安定と個人の安定は違います。近年、大企業と呼ばれる会社は大規模なリストラを行ったり、中には倒産している会社もあります。それによって失業した中高年の就職難はひどいものです。ベンチャー企業は安定ではありませんが、ベンチャー企業で身に付けたプロフェッショナルの力を持っていれば、企業の安定はなくとも、「市場の中での安定」によって生活が保障されるのです。市場の中で保障されながら、変化の中の安定を築いて事ができます。
― ベンチャー企業は仕事に融通が利く!
仕事をする時間や場所は融通が利く場合が多いです。というのも、仕事さえしっかりできれば、そのプロセスは問わない、という場合が多いからです。一方大企業では、組織が中心になって動くので、勤務場所や時間が厳しく制限されている場合が多いです。しかし、ベンチャー企業では、自分が休みたい日があれば、それに合わせて仕事を個人の裁量で進めればいいのです。
― ベンチャー企業の報酬は成果で決まる!
一般に大企業は、組織や業務内容が複雑なので、個々人の仕事の成果を客観的に把握することが難しいです。よって、大企業では仕事のプロセスで評価せざるを得ません。これはつまり、就業時間や仕事の態度といったものになります。これでは、不平・不満が多く出てきてしまい、ひいては社員のモチベーション(がんばる意識)の低下につながります。一方、ベンチャー企業は、組織や仕事の仕組みが比較的シンプルであり、個々人の仕事が企業の業績にどれだけ貢献しているか分かりやすいです。仕事のプロセスは問われず、成果を厳しく問われるが、自分が上げた成果が、正当な報酬と言う形で返ってきます。そしてほとんどのベンチャー企業で、このような成果に応じた給与体系を取り入れています。これは、成果を上げたらたくさんのお金がもらえる、といった単純なことのみならず、このように評価されることで、社員全体のモチベーションの上昇につながります。会社全体が元気になるのです。
― ベンチャー企業の出世は早い!
大企業のサラリーマン型出世コースと言えば、高学歴で、コツコツと努力し、実力以外にもある一定の勤続年数が必要とされ、適当なポストがあって、はじめて出世ができるというものです。さらに、派閥・縁故・人脈も一定の影響力を持ち、出世には、実力以外にもさまざまな要素が必要とされ、組織の論理によって支配されています。近年、このような慣わしが無くなって来て、新しい制度を取り入れている大企業もありますが、改善されるにはかなりの時間を要しています。一方、ベンチャー企業は、サラリーマン型の出世コースはありません。実力さえあれば、若くして管理職ということもありえます。さらに、実力次第では、組織の中での出世のみならず、社会・業界という枠で出世をしていくことができます。ベンチャー企業は決してその企業がすべてではないのです。
― ベンチャー企業は企業全体を把握でき、経営を学べる!
大企業では、仕事が細分化されているため、経営幹部にならない限り、ビジネス全体を動かす経験はできません。さらに、年功序列の社会では、最近が変化してきたとはいえ、若い社員に任されることは少ないです。若い社員にとって経営陣は遠い存在でしょう。一方ベンチャー企業は、組織や事業の規模が小さいため、一社員でも会社全体を把握くすることができ、それを求められることも多いです。さらに、経営全体に関わるの会議に参加する機会も多くなります。また、トップとは身近で一緒に仕事をすることもでき、その中で創業の段階の成功・失敗・プロセスを学ぶことができます。さらに、将来起業したいと考えている人にとっては、経営を学ぶという「無形の報酬」は非常に価値のあるものです。そのためにも、ベンチャー企業の社長がどのような人かをしっかりと見極め、すばらしい社長の下で働くことができれば、無形の報酬はきわめて大きくなります。
※ベンチャー企業の部分をジャパントラストに置き換えることにより、弊社の特徴がよくわかります。