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2020年05月22日
ハリー・ヨシダ氏 YouTube動画紹介 ⑤IATAとは?航空貨物運送の貿易実務知識
弊社の社員教育でも活用しているハリー・ヨシダ氏の貿易実務講座YouTube動画を、
本ブログで毎週1講座ご紹介させていただきます。
皆様もぜひお役立てください。
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貿易実務検定試験 B 級 C 級一発合格支援セミナー、サプリメントセミナーの続きでございます。
IATA これについて時々ご質問がありますので、教科書に書いてないことを少し補足していきたいと思います。
まずこのIATAは一体英語で何と言うかというと
International Air Transport Association
日本語で訳すと国際航空運送協会です。
なんと世界の約230社の航空会社がこのAssociationに加盟しています。
この航空事業卸の総量だけでですね、定期国際運送量の93%も占めちゃっているということですから、
ほとんど世界の国際航空運送を牛耳っていると言って良いと思いますね。
実は、皆さんが例えば貨物運送業者として独立されたり、後は人を運ぶための旅行会社 をされた場合ですね。
こういった会社さんと契約するためには、いわゆる航空運送会社の代理店ですね、
JapanAirlinesの代理店とかになるためにはですね、まずIATAの承認を得ないといけないというルールがあってですね。
人を運ぶのであれば、例えば旅行代理店を皆さんがやるときには、IATAの代理店になる必要があります。
それから貨物。
フォワーダー、コンソリデーターをやるときも代理店になる必要があります。
手続きとしましては、まずIATAの承認を得る。
それからIATA承認の代理店、またはフォワーダー、コンソリデーターとしてオーソライズされたらですね、
各運送会社と代理店契約を行うということになります。
これによって何のメリットがあるかと言いますと、航空事業
いわゆるJapanAirlinesさんとかですね、航空運送事業主は非常に楽になります。
なぜかと言うと、素人さんが直接航空会社と契約しますと、とんでもない貨物を送るケースがあります。
例えば、飛行機で絶対送ってはいけない物を詰め込んできたりね。
要するにガソリンのように爆発するような化学物質を気軽にガラス瓶に入れて送るとか。
あるんですよ、飛行機で運んじゃいけないもの。
爆発するものとか、危険物は運べませんので。
そういったものを全部代理店さんが選んでくれるわけですね。
これは駄目ですよ 、と言ってくれます。
しかも、航空運送に必要なパッキング、梱包はちゃんとされているのかどうかということをチェックしてくれるわけですね。
それから、箱が壊れてるだけじゃなくて、例えば、必要なラベル、壊れ物のマーク
、送り主の名前が書いてあるラベル、 誰が受け取るのか、というような必要な情報がちゃんとパッキングに書かれている。
それから当然、書類があります。
運送関係書類が、不備がなくきちんと整理されている。
これがきちんと整理されていれば、
例えば近鉄エクスプレスさんがそれをちゃんとやっていてくれれば、JapanAirlinesは楽ですよね。
近鉄さんが持ち込んでくる箱はちゃんとできていますから、
はい、ラベルもちゃんと貼ってある、
書類も整っている、梱包もしっかりしている、 はい OK、ということで
どんどん飛行機に詰め込めるじゃないですか。
ということなんですね。
そういった意味でこのIATAの承認を得た代理店さん
そういったことをちゃんとできる会社かどうかをチェックして承認するんですよ。
そういったことをちゃんとやってくれますね、お宅は。
ということの承認ですね。
それを出来なかったら剥奪されちゃいますね。
それゆえですね、代理店さんの方はメリットがあります。
それをすることでコミッションは約5%と言われていますけれども。
本当のことはわかりません。
各会社との契約があるんでしょう。
基本的には5%という協定があるそうです。
これは私もちょっと、航空運送会社さんに勤めてなかったので、商社でしたので、
そこはちょっとわかりません。
どうもそういうことになっているそうです。
何が言いたいかと言うと、IATAの承認を受けるということは、
自分のメリットになるんですね 。プロフィットになるわけです。
そういったサービスができる。
ということでお互いにハッピーだ、とこういうことになります。
ということで、IATAの説明でしたけれどもいかがだったでしょうか。
もしね、またわからないこととか知りたいことがあったら、メッセージをください。
それではまた。
投稿者
ジャパントラスト株式会社