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2024年08月29日
2024年10月、北米東岸・ガルフ港ストライキ、スローダウン、ロックアウトの可能性について
北米東岸・ガルフ港の今後の可能性について、
ジャパントラストから最新情報のお届けと、対策のご提案を致します
●ILA (北米東岸・ガルフ港湾労働組合) と USMX (雇用主同盟) の労働協約が2024年9月30日をもって期限切れとなる。
●2024年10月からの6年契約に関する交渉が難航。交渉の争点は自動化。
●Mob港での自動化ゲート導入が現行協約を無視したものと ILA が反発。交渉の中止を表明。
●ILWU (北米西岸港湾労働組合) が ILA への全面支持を表明。
●スローダウン、ストライキ、ロックアウトの可能性が高まっている。
○スローダウン: 港湾労働者が交渉の作戦として、わざと港湾作業を遅らせること
○ストライキ: 港湾労働者が作業を放棄すること
○ロックアウト: 使用者が港湾労働者を締め出すこと
●更新期限を過ぎて、継続交渉中に港湾労働者がスローダウンを行う
●ターミナル内で貨物が滞留し、本船の沖待ちが発生(ピーク時は約200隻が沖待ち)
●本船の沖待ちにより、スケジュールが大幅に遅れ、コンテナ船のスペース不足が発生
●スペース不足により、海上運賃の高騰が発生(運賃が3〜5倍ほどの値上がり)
●更新期限切れから8ヶ月が経った時点で最終的に政府が介入し、ようやく暫定合意に至る
●暫定合意後もスケジュール、スペース供給の平常化まで約6ヶ月を要した
西海岸経由への切り替え
メキシコからのクロスボーダー
リスク回避のために、すでに西海岸経由の輸送ルートへ切り替えているお客様も多くいらっしゃいますが、
交渉が難航し、さらに多くの貨物が西海岸を経由するようになれば、内陸Rail輸送のキャパシティを超えてしまうという予想もあります。
より早く、確実なリードタイムをキープするために、弊社Los Angeles倉庫での積み替えトラック輸送、一時保管もご検討ください。
ロサンゼルス港 (西海岸) 通常時 ロサンゼルス港での混雑時
弊社ではリスク回避のオプションプランを用意していますので、次ページの具体策を参照ください。個別相談も歓迎です。
お問い合わせ先:
担当営業 / マーケティングチーム (hp@jpntrust.co.jp)
投稿者
ジャパントラスト株式会社