コンテナライナー
コンテナライナーは、特殊フィルムの表面にアルミ箔を貼り合わせることにより、
輸出入の際に常温レベルでの輸送を可能にした新輸送システムです。
リーファーコンテナの代替品として、温度・湿度変化から商品を守ります。
2006年8月、横浜市の屋外倉庫において、20日連続でコンテナを放置。最も危険なコンテナヤードとして、暑い国(東南アジアや中東など)を想定して日本の真夏に実験を実施しました。
海上コンテナが直射日光を浴びると、コンテナ内部は高温になってしまいます。そのため、赤道を通る場合、コンテナヤードで製品劣化が起こる可能性が非常に高くなります。例えば、日本を出港後シンガポールで積み替えを行い、その後ヨルダンへ向かった場合、コンテナヤードで放置される際にオンデッキで積載されるため、海上コンテナ内上部は最高50~60℃になります。
コンテナライナーを活用すると、熱の伝わり方の約75%が輻射熱となり、その輻射熱を97%カットできます。
暑い時期のコンテナヤードを想定した実験では、海上コンテナ内上部の温度が60℃を超えても、コンテナライナー内は約35℃で推移しました。
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引張・引烈強度が強く、 フォークリフトで荷積みできます |
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冷蔵品や冷凍品には補助資材との併用により使用できます。基本的に常温レベルとなりますので、
製品劣化が約30℃以上(1~2時間)のものから使用可能。また、凍結防止などにもご利用いただけます。
ケミカル原料 塗料 電池 バッテリー フィルム トナー 化成品および薬品全般 繊維類 プラスチック容器 医療品
ワイン・ビール・飲料水 ショートニング(油脂) ココアパウダー 小麦粉 レトルト食品 医薬品 石けん 化粧品 その他
パレット単位で被せる簡易タイプとなります。海上コンテナと比べ効果は落ちますが、カバーを被せる前にプチプチを併用することで同等の効果を得ることができます。
メリット |
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・LCIやエアー、国内輸送などのパレット単位でも簡単に使用できます。
・輸出先の国内輸送、倉庫保管時にも温度変化対策として有効です。
・コストをかけずに出荷ができます。
・ドライアイスや蓄冷材などと併用することで効果は倍増します。 |