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2019年02月27日
桜名所(浜田)
北米発着の海上コンテナ輸送、全世界へのフラットラック・
オープントップコンテナ(オーバーゲージカーゴ)の輸送を得意としているジャパントラストの浜田です。
四季があってやっぱりいいなと思ったことありませんか??
だんだん暖かくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年に続き今シーズンも何回かスキーに行こうと試みていたのですが、
なかなか日程が調整できず、現時点で行くことができていません。
先日、電車の車内広告で既に花見の案内が出ておりました。
例年、花見には行きますが、遠出した記憶があまりありません。
この時期になると雑誌などで見かける「桜名所」にも出かけてみたいなぁと思います。
その中でも行ってみたいところが以下2ヵ所です。
①高遠城址公園(長野県)
高遠の桜は、タカトオコヒガンザクラといい、ソメイヨシノより小ぶりで濃いピンク色の花びらで
公園内にある約1,500本もの桜は「天下第一の桜」と言われ、全国的にも有名で「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
距離的には近いため、今年??行けたら行きたいです。
②鶴山公園(岡山県)
津山城跡が「鶴山公園」として整備され、桜の名所として中国地方でおススメの場所となります。
こちらも「日本さくら名所100選」にも選ばれていて、津山城の高台から素敵な桜を見ることができます。
桜の季節ではありませんでしたが、津山城に行ったことがあり、ずっと気になってます。
お城=桜のイメージが強いのは自分だけでしょうか。
おススメスポットがありましたら、ぜひ教えてください。
体調管理や衣替えなど大変なこともありますが、
四季があるからいろいろと楽しめることもありますね。
・北米発着の海上コンテナ輸送でご相談の方はこちら
投稿者
ジャパントラスト株式会社
浜田 圭司
2019年02月27日
コラム/最適物流の科学⑥
最適物流の科学
弊社社長の菅が、2017年12月に『最適物流の科学―舞台は3億6106万平方km。
海を駆け巡る「眠らない仕事」』という書籍を出版しました。
そこで、本ブログでも、その書籍から抜粋した内容を
毎週1話ずつ、ご紹介していきたいと思います。
第六回となる今回は、「我が国の貿易は九割以上を船が運ぶ」というテーマのお話しです。
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「スピードでさまざまなニーズに応える航空輸送」
我が国と海外を結ぶルート上を膨大な量の貨物が日々行き交っているわけですが、日本における貿易は実に99%以上は船舶によって行なわれています。2015年のデータでは99.6%となっていますが、この数値は、過去10年間ほとんど変わっていません。その残りのわずかな部分を占めているのが航空機です。
航空機を使った輸送も年々増加していますが、貨物の総量も増加傾向にあるため、海上輸送が圧倒的な比率を占める状況は続いています。ただ、ここで挙げた比率は、トン数ベースで見た場合のものです。一方、金額ベースでは、海上輸送の割合は8割弱にまで下がります(2013年データでは輸出が75%、輸入が78.1%)。なぜこうした差が生じるのでしょうか。この点を含め、航空機との比較から船舶の特徴を確認してみたいと思います。
航空機と船舶を比較すると、さまざまな点で大きな違いがあります。まず輸送能力が挙げられます。航空機の場合、貨物の最大積載量は大型機でも100tを超える程度。対して船舶はその1,000倍以上の積載量を有するものもあります。
所要時間にも大きな差があります。航空機で日本からアメリカ大陸へ向かう場合、直行便で24時間以内に到着することができます。しかし、船舶で同様に太平洋を横断した場合は10日以上を要します。
このような違いから、運賃にも大きな差が生じます。船舶に比べると、航空機は格段に高い費用がかかります。この点は大きなデメリットですが、航空機の場合は輸送中の振動や温度・湿度の変化が比較的少ないため、貨物が損傷する可能性が低く抑えられます。また、盗難や事故に遭う可能性が比較的低いことも特徴です。こうした特性から、航空機は船舶など他の輸送手段に比べて保険料は低く抑えられます。
航空機で輸送される貨物のうち、もっとも多くの割合を占めるのが機械類です。特に、付加価値の高い電気製品・電子部品や医療機械などがその対象となります。いわゆるJIT(ジャストインタイム)貨物も航空機を使って運ばれます。自動車産業に代表される「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」生産するシステムを維持する上で、航空機のスピードは欠かせません。また機械類以外では、野菜や果物、鮮魚といった生鮮食料品、動物、緊急を要する医療品、貴金属、芸術品などが挙げられます。トン数ベースに対して金額ベースでは航空輸送の割合が高くなる理由も、貨物の内容を見れば明らかでしょう。
航空機を使った貨物輸送は今後も増大していくと考えられます。とはいえ貨物全体では、航空機で運ばれるものはごく一部に限られるという状況は変わらないでしょう。
「定期船は路線バス、不定期船は貸し切りバス」
次に、船舶についてもう少し具体的に掘り下げていきます。貨物船は業法によって、定期船(ライナー:Liner)と不定期船(トランパー:Tramper)の2つに分類されます。
まず定期船は、バスにたとえるなら路線バスに似た存在で、定期スケジュールに従い、決められたルートを運航する船舶を指します。あらかじめ寄航する港が決められており、毎週決まった曜日のほぼ定時に到着するように運行します。定期船では、工業製品や半製品、衣料品、食料品などが輸送されます。これらは基本的にロットが小さいため、不特定多数の荷主から集荷し、混載して運ばれます。定期船には一般貨物船(在来貨物船)も使用されますが、現在主流を占めているのはコンテナ船です。
そして定期船は、各船会社によって世界中に設定されたさまざまなルートを航行します。中でも、アジアと北米を結ぶ北米航路、北米と欧州を結ぶ大西洋航路、アジアと欧州を結ぶ欧州航路は世界の三大航路と呼ばれています。そのうち、日本の港をカバーするのが北米航路と欧州航路ですが、日本からの定期船航路には他にもアジア航路、中近東航路、中南米航路、アフリカ航路などがあります。ただ、現在それらの航路に定期航路を持つ日本の船会社は実質一社のみで、日本郵船、商船三井、川崎汽船のコンテナ部門が統合された船会社に限られています。
もう一つが不定期船です。これは荷主の要望に応じたスケジュール、ルートで運航する船を指します。荷主が船会社と契約し、船腹を借り切って貨物を運びます。このことから、不定期船を使った輸送は「用(傭)船輸送」とも呼ばれます。定期船が路線バスなら、不定期船は貸し切りバスに相当するでしょう。原油や鉄鉱石、穀物といった単一の貨物を大量に運ぶ目的で使われることが多いため、主に専用船が利用されます。
定期船と不定期船を荷動きの量だけで比較すると、不定期船の方が多くの割合を占めています。不定期船では、原油や鉄鉱石、石炭といった鉱物資源が運ばれていることを考慮すれば当然ともいえるでしょう。ただ、大半の企業にとって、貿易に際して利用することになるのは定期船です。本書でも、基本的には定期船について取り上げていきます。
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つづく。
次回は、コンテナ輸送の誕生についてお話しいたします。
ご興味を持っていただけた方、続きを一気にご覧になられたい方は、ぜひアマゾンでお求めください♪
最適物流の科学――舞台は3億6106万平方km。海を駆け巡る「眠らない仕事」
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投稿者
ジャパントラスト株式会社