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2021年05月13日
LA向けの緊急需要に用船対応(SHIPPING GAZETTE 5.10配信)
北米発着の海上コンテナ輸送、全世界へのフラットラック・
オープントップコンテナ(オーバーゲージカーゴ)の輸送を得意としているジャパントラストです。
5月10日配信SHIPPING GAZETTEのとぴっくす記事にて、弊社の米国ロサンゼルス向け在来船チャーターの件が特集されました!
(以下同記事より引用。)
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北米向けFCLやオーバーゲージ貨物輸送が得意なジャパントラスト(JT、本社:名古屋、菅哲賢社長)はこのほど、
コンテナ船の混雑が続く米西岸Los Angeles(LA)向けに在来船チャーターを実施した。
鋼材船に2500㎥を確保して
輸送をメーンとする在来船で、3月30日に名古屋に寄港。JTは同船の船倉2500㎥を自社専用スペースとして確保し、
工作機械や設備機械を中心に積み込んで、翌31日にLAに向けて出港した。同船の寄港に立ち会ったJTの浜田圭司チャーター船担当は、
「バンニングや荷役作業も順調で、フラットコンテナ換算で30本程度を積み込みました」と振り返る。仕向地LAには4月19日に到着した。
今回の米西岸向け緊急配船については3月8日号でも取り上げたが、アジア→米国のコンテナ貨物ラッシュと、新型コロナウイルス
蔓延による米西岸港の港湾機能低下によって船混みが続くLA港向けに、JTが在来船による緊急チャーター輸送を行ったもの。
ご存じの通り米西岸港では、港湾混雑によって入港できないコンテナ船が数週間も沖待ちする異常事態となっているが、コンテ
ナ船と入港バースが異なる在来船については、港湾混雑を回避して荷揚げが行える。
この混雑回避の在来船輸送に着目したJTは、すでに2014年の米西岸港でのストライキ時に同様の緊急配船を実施しており、
今回が2回目の在来船チャーターとなる。もともと北米向け輸送に強みを持つJTは、貨物を運びたくても運べない状況での輸送
需要に応えるため緊急配船を行った。こうした同社の対応が荷主だけでなく同業者からも信頼され、北米向けFCLでのコーロード
も増加していったという。
このように北米向け輸送で実績を重ねてきたJTでは、2020年度(20年4月~21年3月)の北米向けFCLの取り扱い量が
過去最高の1万5000TEUに達し、今年度は2万TEUの大台を目標に、これまで以上に積極集荷を進めているところ。
ところで、同社は今回の緊急配船に際してクラウドファンディング(CF)を実施している。しかし、このCFの目的は資金調達では
なく、JTの菅哲賢社長は、「コロナ禍において、国際物流の99%を支えている海上輸送においても、いま、医療危機のような危機的状
況であることを、少しでも一般の方々にも認知していただきたくCFを実施しました」と明らかにした。
在来船の緊急配船や、一般にはいまひとつ浸透していない海運の現状発信のためのCFなど、斬新な切り口で問題解決に挑むJTに
今後も注目しておきたいところだ。
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投稿者
ジャパントラスト株式会社