貿易用語集

G/A (General Average) = 共同海損

“本船及びその積荷が火災、座礁などの危険に遭遇した場合、その危険を排除し軽減するために、船長が特に共同の目的のために本船及び積荷の一部を犠牲にした結果生じた損害並びに、本船及び積荷を救うために取った措置により発生した費用の事をいう。これらの損害は犠牲を免れた荷主、船主、運賃支払者の3者で負担する事となる。

gainsharing

外部委託を行う際の料金体系の一種。予め目標となる指標と値を設定(ベンチマーキング)、目標値を達成したら受託者に報償を支払う。受託者は一定の目標値に達せない場合報酬が得られない為尽力するようになり、荷主の利益にもつながる。ただ、適切な目標値の設定や目標達成の評価システムを構築するのに労力を要する。

Gang = ギャング

本船に荷物を積み卸しする作業員の作業班のことをいう。1ギャングは7~24名程度で構成されており、役割分担されている。人数は取扱い貨物、本船及び量によって異なる。例えば、在来船等従来型の荷役作業では1ギャングが15名空~24名前後で組まれていたが、コンテナ化によって1ギャングは8名程度になり、1名のクレーン操作員を加えても9名で1台のガントリー・クレーンごとでの荷役を行なっている。この9名程のチームで1時間に30-35個のコンテナを荷役できる。

GCI

GCI (Global Commerce Initiative)グローバル・コマース・イニシアチブの略称。消費財のグローバル・サプライチェーンを向上する目的で作られた団体で日本企業ではイオン、味の素、花王が加盟している。

GEDIS

国際物流高度化システム開発事業の略称。経済産業省が新総合施策大綱に基づいて行っている国際海上貨物輸送支援の情報基盤整備事業で、物流EDI標準JTRNを輸出入業務に適用できる仕組を整備するとともに、既存ネットワークとの接続性の拡大を図りユーザー企業の利便性を向上させることを目的としている。

Gen2 Standards

Gen2標準 (Generation 2 Standards)EPCの定めるRFID標準。貨物輸送時のカーゴトレース用のタグに使われる。タグそのものの仕様と周波数の話が混ざって使われているので、詳細は正確な別に仕様の参照が必要だが、一般的にGen 2 というときには、UHF帯のものを指す。

General Average Adjuster = 共同海損精算人

共同海損の損害・費用の取り纏めを行い、各利害関係者の分担額を算定し精算処理を行う人。船主および船体保険者により専門的な知識を持つ公平な第三者が選任される。選任に関して、共同海損の精算が非常に複雑であり、また前述の通り公正な第三者が行う必要があるため、通常は専門の共同海損精算人を起用して精算を委嘱する。世界的な共同海損精算人としてはRichards Hogg Lindley Ltdが有名であり、日本では東京マリンクレームサービス(株)が共同海損の精算を行っている。

GIAI

Global Individual Asset Identifierの略称で、EAN.UCCの取り決めている固定資産についてのID標準。固定資産になるような高額商品は持ち主が途中で変わる、メンテナンス等の履歴管理が必要になるなどの特徴があるため、それに対応できるようにこの標準を取り決めている。

GIS

Geographic Information System(地理情報システム)の略称。 電子化された地図上で各種データベースを管理、運営していくシステム。ロジスティクスの世界では、道路、時速と集配先の位置情報を組み合わせた配車計画、顧客人口を用いた拠点設定シミュレーションなどに使われている。カーナビもこのGISの一種となる。

GLN

Global Location Numberの略称。EANの制定した国際標準の事業所コードで、どのメーカーのどの工場、どの小売のどの店舗、まで示すことが可能である。

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