ハセップ、ハサップと読み、食品の品質管理法の一種。Hazard(危害)、Analysis(分析)、Critical(重点)、Control(管理)、Point(項目)の略。米国農水省が推進しており、元は1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された。
米国の規制に関する用語で有害物質(hazardous material)を指す。毒性、可燃性、放射性、腐食性、化学的に反応するものや不安定な固体、液体、ガス等が対象となる。対象物質一覧はHMT(Hazardous Materials Table)に規定されており、それらの輸送上の扱いについても各種規制がある。
輸出国動物検疫機関が発行する検査証明書で、輸出者が輸出に際して取得し輸入者あてに送付する。これは輸出国側での事前検査の結果、家畜の伝染性疾病の病原体を伝染・拡散する恐れがないことを証明するためのもので、日本では輸入者がこの証明書を添付して動物検疫所に検査申請する。
長さ40フィートの海上コンテナのうち、高さが9フィート6インチのコンテナのことをいう。HC、HQと表記される。またその高さから96(クンロク)バンと呼ばれることもある。
Harmonized Commodity Description and Coding System(商品の名称および分類についての統一システム)の略。国際貿易商品の名称及び分類を世界的に統一した6桁の品目表システムで、1988年1月1日、HS条約(商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約)として発効された。現在、日本を含む主要貿易国など117の国・地域と及び1つの関税同盟がこの条約の加盟国で、HS適用国・地域は200(左記計118含む)にのぼっている。 日本では統計品目番号の中に含まれる。
ハイパーミディアリ(Hypermediary)新たな3PLのあり方として造られた用語で中間業者(卸売業)を指すIntermediaryから派生した用語。インターネット時代になり、中間業者には、既存の取引事業者間での取引の仲介のみではなく、他の事業者の柔軟な選択、情報の交換等包括的に行うことが求められている。基本的な考え方は、SCMとはサプライチェーンの構成組織を管理することであり、それを担う中間業者をHypermediaryと呼ぶ。IT時代の3PL事業者にはそのような機能が求められている、と用語の作成者は主張している。例えば、輸送事業者を柔軟に選択し、それとの間のデータ交換を担う、等がそれにあたる。