今回の出張の目的を教えてください
定期的に各国を周り、海外のお客様、弊社の海外Agent、船会社の本社などを訪問するのですが、今回は各船会社の本社ミーティングが主な目的でした。
ミーティングはいかがでしたか?
4月は船会社との契約更新時期であり、弊社にとって非常に重要な時期です。2023-2024年の弊社実績と、2024-2025年の展望について、また現在のマーケットの傾向、問題点について話し合い、運行船社へ輸送業者としての要望も伝えます。毎年の恒例行事になっており、すでにお互いもよく知った仲ですので、本音で直接意見を交えるとても有意義なミーティングでした。
今回の焦点であったアメリカ向け貨物の状況について教えてください!
まず、どの船会社もアメリカ航路は概ね順調で、コロナによる混乱期(2021年、2022年)を除いては、現在は過去最高レベルで貨物が動いているとのことでした。現在の貨物量においては、混乱期後の反動による一時的低迷からは完全に脱しているものの、運賃レベルについてはまだ復調したとは言えないレベルであり、適正運賃にはまだ足りないという認識でした。特に話題に挙がったことは、アジア発北米向け運賃の中で、現在の日本発北米向け運賃が群を抜いて安い状況にあり、この運賃格差を埋める必要があるが、日本のいわゆるユニークなマーケットで苦労しているという内容でした。
日本マーケットについて、神谷さんのお考えをお聞かせください
日本の実荷主様から見れば、日本発北米向け運賃においては、他のアジア諸国と比べて優位性があり良いことなのですが、一方で、この状況が船会社の日本離れをさらに進める要因にならないかと不安にも感じました。NVOCCという立場は、船会社から見れば荷主、実荷主様から見れば輸送業者という、両方の視点を持っています。双方の視点がある立場として、長期的、安定的なサービスを求め続けながら、常にアグレッシブに輸送業界を盛り上げたいと思います。
TEU数の推移
2023年はコロナ禍での海運バブルの反動で北米向けの貨物量は大幅に減少、運賃も底をつきスペースもかなり余裕のある状態が続いていました。しかしながら2024年に入り米国のコンテナ貨物輸入量は堅調に推移しています。パナマの干ばつと中東紛争の複合的な影響にもかかわらず、米国東岸・ガルフ諸港の3月の輸送量は安定、ほぼすべての主要港での接続遅延は改善を示しております。
昨年、紅海およびアデン湾にて複数の船舶が襲撃を受け、欧州・地中海向けのサービスがスエズ運河を回避し喜望峰経由のサービスに変更となりました。
喜望峰経由では、スエズ運河経由よりトランジットタイムが2-3週間ほど長くなり、ブッキング受付中止やスペース確保が困難になってきておりますので、ジャパントラストでは以下の代替サービスをご用意致しました。
スエズ運河通航までの目途が経たない中、代替サービスとしてご検討ください。
1 アメリカ横断ルート
日本からアメリカ西岸経由でアメリカ東海岸まで輸送し、その後海上輸送で大西洋を渡るアメリカを横断するサービスです。
東京からドイツのハンブルク(HAMBURG)までのトランジットタイムは約40-50日となります。
2 ユーラシア大陸横断ルート
日本から中国の武漢(WUHAN)まで海上輸送、武漢からは中国鉄道を使って輸送するサービスです。
東京からドイツのデュイスブルグ(DUISBURG)までのトランジットタイムは約40-50日となります。
**参考情報**
喜望峰経由の場合のトランジットタイムは約50-65日となります。
※トランジットタイムについては状況により変更の可能性がございますので、ご留意ください。
ジャパントラストは北米向けだけではありません!
中南米向け貨物も積極的に集荷しております。
現地内陸輸送もお引き受けいたします。
・現地側での日本語対応も可能!!!
・日本発だけでなくアジア発の三国間輸送もお引き受けいたします。
・メキシコ現地通関もお任せください。
「コストメリット/オーダーメイドのご提案」
お客様に合った独自のルート開拓、積み地・揚げ地でのアシストサービス、
輸送コストの削減提案を行っております。
「輸送費見直しの際はお声がけください」
メキシコ /ブラジル 向けのサービスを持っている全てキャリアと独自で交渉を行っており、
安価な運賃獲得、スペース確保、FREETIME延長の交渉、その他オーダーに応じた交渉 が可能です 。
※お問い合わせは弊社担当営業もしくはhp@jpntrust.co.jp まで
※メキシコ向け特設サイトはこちら
※ブラジル向け特設サイトはこちら
皆様ご存じのとおり、昨今船会社が内陸向けのサービスを軒並み中止しております。
それに伴い、トランスロード輸送の需要が増え、米国内のトラッカー手配がより厳しく、倉庫は空きがなくなりつつあります。
そのような状況を米国現地法人GREAT LUCK INC.より入手し、弊社はこの度TORRANCE, CAに自前倉庫を手配いたしました。LOS ANGELES CYより弊社の倉庫を経由して、より一層全米内陸輸送に注力してまいります。
倉庫の詳細は下記をご覧くださいませ。
https://info.jpntrust.co.jp/e/511891/WAREHOUSE/9r4qwv/
PICK UP
「2023年は友人の結婚式ラッシュや出産など大人になったなあと実感する機会が多い年でした。
11月には小学校からの幼馴染の結婚式に参列し、
体内の水分が全て無くなるのではないかと思うほど大号泣しました…」
世界のコンテナの動きがわかる!
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「物流を制すものはビジネスを制すか?」
フォワーダーの選び方
コンテナ船・ターミナルを見学しに行きませんか!
開催概要
普段は見ることができない港の裏側や本線をご案内します。
・コンテナ船をバックに記念撮影
・本船へ乗船しコンテナ船内部の探検ツアーなど…
詳細はこちらからご確認いただけます。
見学ご希望の方は営業担当までご一報ください!
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